謎の少女

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「ふわぁぁ……」 俺はいつものように伸びをして、起きた 俺は『紫藤 春樹(しどう はるき)』 フリーターでなんとか生活費を稼いでいる ただ情けないんだが俺は今、彼女の家に住んでいる まあまだ付き合ってる訳じゃないんだが……、一応は双方の利益のためという形で住まわせてもらってる 俺の仕事は家事全般、なんか俺、主婦みたいだな……まあどちらかといえば言うなら主夫(しゅふ)か 俺の彼女の名前は『魅剣 沙弥(みつるぎ さや)』 彼女は魅剣道場の師範として魅剣道場最強として道場を守っていたが―――― ―――彼女は道場破りに負けた、近くのいくつかの道場もすべて同じ奴に破られたらしい 「お~い、沙弥起きろ、朝だぞ」 「…………」 沙弥は寝起きが悪いし起こさないと竹刀で滅多うちにされる、気分が悪いときは木刀で殴ってくる 「しょうがねぇな、飯でも作るか、運よければ起きてくるだろうし」 今は朝8時、少しいつもより遅い時間だった
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