第一話 掟と由来

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木「…まったく…、毎回毎回、傷増やしてやってこられても、嬉しくもなんともねーの…。」 肩に力が入り、詠美は震えている。 詠美「…だって…、私はここが好きなんだもの…。 いつも皆、あなたのことを化け物扱いしてるけど…、」 下を向いて、今にも泣きそうな顔をする詠美が、突然顔を勢い良く上げる。 詠美「あなた、とっても好い人じゃない…!」 木「……。」 (もう半泣きじゃないか…。) 木「…体があれば…良かったんだけどな…。」 詠美「…え?」 ???「詠美さまぁぁぁ!!」 詠美「!?」
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