生徒会参上

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「あ、あの…僕は…」 「ごめんなあ?氷呂の奴低血圧で~朝はアイソが悪いんだよ。怒ってるわけじゃないのよー」 「…眞城」 恐れ多くもクイーンの頭をぽんぽんと叩き、あまつさえその天鵞絨の髪をぐしゃぐしゃと撫で回す。 緩くウェーブのかかった明るい茶色の髪。 愛想よく細められた垂れ目はハチミツ色。 氷呂よりも頭半分ほど背の高い彼は、人当たりのよさそうな笑顔で硬直したままの生徒の肩を叩く。
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