むしろこっちが王道

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「朱雀、ハトリ、眞城。私は璃王が変態の相手をしている間に戻ります。吉野はちゃんとお昼を食べなさいね。 七桜…本当に…本当に貴方とお話が出来ず残念です。本当に… それと…ええと貴方は…」 「あ、俺は単なるモブ生徒Dですので名前などわざわざ覚えて頂かずとも結構です」 「…もぶ? そうですか、では、名も知らぬ七桜の友人さんも、せっかくの昼食を騒がしくして申し訳ありません…それでは」 「副会長、俺副会長と七桜の事応援してます!」 「…貴方、いい人ですね!」 「っちょ…秋斗おおおお?!」 そうして、未だバチバチと火花を散らす璃王と五光に気付かれぬよう、こっそりと朱雀とハトリを連れて氷呂は逃げ出していった。 「逃げていません。戦略的撤退です」
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