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「…はぁ…」
「「馬鹿だなあ。君、新入生?木崎様は騒がしくされるのが嫌いなんだよ」」
「っっ?!」
ようやく大きく息を吐き、体の力を抜いたところに左右から耳元にステレオで囁きかけられる。
「「初めての生徒会役員お披露目の時、あまりの大声援に途中で帰っちゃったのは有名な話」」
左右対象に並んだまったく同じ顔がにっこりと笑う。
「だから僕たちクイーンの親衛隊は」
「木崎様が快適に過ごせるように大声をあげないの」
「親衛隊…」
「僕らの制服についてるダイヤのピンズが親衛隊の証」
「生徒会の親衛隊は、それぞれスペード、ダイヤ、クローバー、ハートのピンズを付けているんだ」
「僕は親衛隊長の二年S組神継 右京(カミツグ ウキョウ)」
「同じく、親衛隊長その2、神継 左京(カミツグ サキョウ)」
「「わかったかな?新入生たち」」
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