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一般生徒は立ち入りを禁じられている、生徒会室の重厚な扉を閉じた瞬間
「…っふ…く…くく氷呂、おま…天然にも程があるだろ…っ」
堪えきれないといった様子で、口元を掌で押さえたまま璃王がその場にうずくまり、
「なんで、素直に声援に答えちゃうの…っマジ可愛い犯したい」
笑いを我慢し過ぎた結果、耳まで真っ赤にそめたハトリが、最後に生徒会室に入り扉を閉めた氷呂を力一杯抱きしめた。
「…だって、あんな真剣な声で必死に名を呼ばれたら何かあるのかと思ってしまうじゃないですか…」
ぼそぼそと、拗ねた口調で言い訳をする氷呂の頭を朱雀がよしよしと撫で、ついでに抱き着いたどさくさに氷呂の尻を撫で回すハトリを引きはがした。
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