第2章

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「時にたずねるが・・・あんた名前は?」 「あ、私は高橋みなみって言います。よろしくデス。」 「そうか。俺は花島田英達だ。よろしくな。」 「あ・・・よろしくお願いします。」 「そんであんたはこんな時間に何してたんだ?まぁ何となく察しはつくが・・・」 花島田は高橋が持っていたギターを見ながら尋ねた。 「あ、実は私将来歌手になりたくて・・・それでよくここで路上ライブみたいな事やってるんです。でもさっきの人達に下手だって言われて・・・」 「じゃあ何か1曲歌って!?」 突然話に入ってきたのはさっきまで背の高い男の子と喧嘩していたはずの男の子だった。 「お前はどっから沸いてでてくるんだ・・・。つーかそれ言う前に自己紹介ぐらいしとけ。」 「あ、それもそうか。俺渡辺勇人!よろしく!」 そう言いながら背の低い男の子はピースサインを目の前に突き出していた。
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