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「なぁ、みなみ~。そういや今更な事一つ聞いて良い?」
この日も高橋みなみはいつもの公園に歌いに来ていた。
そして歌い終わった所で常連の男の子に声をかけられた。
「信也さんじゃないですか。なんすか?」
「お前って・・・何歳?」
その質問に高橋自信も(そう言えば言ってないな)という思いと(今更かい!?)という思いが交錯していた。
「あぁ~、そう言えば言ってなかったっすね。私まだ中学生っす。今3年なんすよ。」
「はぁ!?」
信也が驚くのも無理は無い。何故ならいつも高橋が歌いにきている時間帯は11時から12時の間。つまり中学生が出歩いてはいけないとされている時間帯である。
「おま…何やってんだよ!?警察にばれたら大変な事に何ぞ!?」
「だからあんまり警察の来なさそうなこの公園にしたんですよ。それになるべく大人っぽい服装してきてるし・・・」
「いや・・・その身長じゃ服装関係無く注意ぐらいは受けるぞ・・・」
その言葉にはさすがの高橋もショックを受けたようだった。
そのせいか言い返す言葉が出てこず只々口をパクパクさせるだけだった。
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