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「あ、そうそう!思い出したんだけど…
御ナス様とはまた別の集団も現れたらしいよ」
岬達の会議はオカルト部室で行っているため、当然、オカルト部長もいる…
岬達の会話が聞こえたオカルト部長は人差し指を立てる
「なんでも…
正義の味方、ヒーロー服を着たカラフルな五人組も出没してるんだって」
「…………」
ちらっ
「よかったじゃないですか、正義のヒーローが現れて。本職の方が現れたんですから彼らに任せましょう。
ぶっちゃけ面倒くさいです」
「室長ぉ~っ!」
「いいですか、ノクス君。正義なんてクソくらえです。大体、正義正義って言いますが、
そんな正義だけじゃ食って行けないんですよ?多少なりとも手を汚す…
それが生きていく上での術です」
「え、え!?」
顔が引き攣るオカルト部長に、
「なるほど… 裏の講義アルか。勉強になるネ。さすがボス」
ふむふむ頷く崙、
「腹の黒さが窺えるっち」
そして、ノクスは溜め息ついた。
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