箱入娘

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美星の親友とは、小学校からの幼なじみで「森 朝子」   同じ歳で、髪は肩位で、前髪をしばって上にあげているせいか、少し無邪気に感じられる、怖がりの女の子。   心配した先生方は、残りの生徒達に、この場に居る様にと指示して探しに行きました。   美星も心配で、探しに行く事にしました。 「私行ってくる」   皆の止めるのも聞かずに走り出す…職員室から階段から教室…と。   どこにも居ない。   美星は親友が怖がりなのを知っていたので、とても心配になりました。   あちこち走って、少し疲れましたが、探し続けました。   探し始めてから、そんなに経って居ないはずの校舎内…。   改めて見渡すと、とても薄暗く、ヒンヤリとしてぃました。   窓から見える月は、気味が悪い程、紅く輝ぃて高く登ってぃます。
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