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美星は月を見て、不安な気分になり、探し続ける為に歩き出しました。
すると、ある所で妙な声と音を聞き…立ち止まりました。
「…あぁぁ…あいつが来たぁぁ。私を探してるんだぁぁぁ。」
…何か声の様な。
カタカタカタ…カリカリ…。
見ると保健室です。
朝子かと思ぃ、そっと…扉を開ける。
「朝子ぉ…いるぅ?」
小さな声で中に入ると、何も聞こえなくなりました。
不思議に思い、辺りを見回しながら探してみると、ベッドの下の奥、薬品等の棚の近くに何かあります。
…薄汚れた箱?
ファイルサイズの箱です。
そっと引き寄せ様としたその箱は、ずっしり重い。
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