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美星は、箱の中が気になりました。
本当なら、怖くて見れないはずなのに、何故か手は箱へと…。
ヒンヤリした空気が流れる。
静寂の中、箱の蓋に手を伸ばし、ゆっくり開ける。
すると……!?
薄暗い中に、紅く光を放つ瞳。
痩せていて額の両側に角の様な突起があり、口元に星があった。
それは女の子の様な顔の何かで、身体を曲げて箱の中に震えていて…私を見ると驚き、叫び声をあげるかの様に「キシャァァ。。。」
きゃぁぁ…
美星は、悲鳴にならない悲鳴をあげた。
慌てて蓋をしてベッドの奥の方へと床を滑らせて、慌てて逃げる…。
走り出すが足がもつれてうまく走れなぃ。
それでも、無我夢中に走った。
しばらく走ると、息がきれて立ち止まる。
廊下の柱の影に座りこみ、冷や汗を拭うと、冷静さを必死に取り戻そぅとしていた。
鼓動が早ぃ。
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