第一章

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シュルシュル……ぱさ…… 帯をほどき、着物を脱ぎ、薄着一枚となる。 ゆっくりと男の顔が近づく。 男と華火の唇が重なる。 華火の口の中に男の舌が入る。 華火はこの瞬間が嫌いだ。 行為を終え、薄着を着てから鏡の前まで行く。 髪が大分乱れている。 櫛を手に取り、髪をとかす。 とかし終えると髪を結い始める。 その姿はあまりにも色っぽく、華火と体を重ねた男達は、鼻の下をのばしながらじっと見ている。 .
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