第二章

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「……………華火…」 また宵が始まって、何時か。 「何でありんすか?」 徳利の酒を注ぐ。 「俺さ…」 トクトクと酒の音が広い部屋に響いてる。 「京に…行く。」 え…? 日常の動きで、徳利の傾きを止める。 「俺さ…召集してる浪士組に入ろうって思ってんだ。」 あぁ…初めてだった。 「京に行って天子さまを守んだ。もちろん勝っちゃんも行くって。」 その笑顔が…あちきの胸を… 「総司も、サンナンさんも、左之も、新八も、平助も、源さんも!!みんなで行くんだ!」 支配して… あちきは頑張れたのに… 今更…そんなに輝かないで。 きっと 「んでよ、 「今更… そんな顔見せないで。」 傷付けてしまう。
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