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「マスター?ありゃ一体なんなんだ!?なんでKAITOがあんな大きさに・・・?」
AKAITOが俺に向かって声を荒げる。
「そうですよ。マスター、ウイルスでも持ち込んだんですか?」
その隣にいた帯人も、冷静ながらも怒っているのが分かる。
・・・まったく・・・
「まだ俺のせいとは決まってないだろうが・・・お前らマスターをなんだと・・・はぁ・・・。」
とりあえず、KAITOの巨大化の原因と、直す方法を考えなくては・・・
そう思っていると、帯人とAKAITOがさらに言う。
「KAITOになんかあったら大体はマスターがなんかやったときなんだよっ!」
「前KAITOがおかしくなったときもマスターが変なリンク踏んだせいじゃないですか・・・」
こんな時でもこいつら・・・結構痛いところをついてくるな・・・もう。
「だああ!とにかく!今はKAITOの巨大化の原因と!元に戻す方法をだな・・・ん?」
振り向くと、背後には巨大な影が迫っていた。
・・・KAITOの足だ。
この大きさなら、KAITOから俺達は一寸法師のようにしか見えていないだろう(ちなみに1寸=3cmくらいだ。)
「KAITO!マスターに手ぇ出したら容赦しねぇぞ!」
「AKAITO、そんなこと言っても、今のKAITOには聴こえてない・・・。マスター、逃げますよ!!」
あっけにとられている俺の手を帯人が引きながら走る。
俺はただ、KAITOがどうしてああなってしまったのかが気になって仕方が無い。
と言うか、どうしたら戻るんだ?あれは・・・。
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