第一巡 再来

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  私がこの街を離れたのはちょうど一年前。 急に決まった父の転勤で友達にすら挨拶できぬままこの地を去らなければならなかった。 「ごめんね?でもちゃんと戻ってきたじゃん!高校は一緒だよ。」 「ほんとっ!?」 やったあ…と美佳は呟いた。 「じゃあ、私下宿先行くね。」 そのまま買い物に行くという美佳と別れ、私は新しい家へと向かった。  
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