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いよいよ式当日。
朝10時に一人で美容院に行き、その後式場に向かった。
リョウコは両親と先に行っており式場で合流した。
俺はタキシードを着るだけで準備は終わりなので一人でプラプラしていると携帯が鳴った。
アキオからだった。
ヒロ「もしもし。アキオ久しぶりじゃん。どうしたの?」
アキオ「久しぶりだな。今日結婚式って聞いたからさ。おめでとう」
ヒロ「ありがとう。マジで緊張しまくりだよ(笑)」
アキオ「俺は式挙げてないからわからないけど緊張するだろうな。俺もお祝いに行ってやりたかったよ。今から枠つくれよ(笑)」
ヒロ「実は一人キャンセルになっちゃったんだよ。アキオくる??WWW」
俺は完全に冗談のつもりで言った。
アキオも社交辞令で枠つくれよって言ったんだろうし、当日に誘われても普通は困るだろう。
しかしアキオは・・・
アキオ「ヒロ、それマジ??空きがあるなら行くよ!!式は何時からなの」
と言い出した。
ヒロ「えっ!?これるの??式はチャペルが14時で披露宴が15時からだけど・・・!!マジで来るの?」
アキオ「マジで行くよ(笑)せっかく空いてるんだからもったいないじゃん。祝ってくれる人はいっぱいいた方がいいだろ。俺も今から用事があるからチャペルには行けないけど、披露宴には参加するからよろしくな。」
ヒロ「わかった。じゃあ式場の人に話通しておくから。」
こうして急遽アキオも結婚式に来てくれることになった。
すぐにリョウコに伝えたら
リョウコ「アキオさんらしいね。思い立ったらすぐ行動する人だからね」
と笑っていた。
式場の人に話したらなんの問題もないとのことだった。
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