【あやかし荘】2

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河「む?そこに見えるわ、雪さんじゃないかい?」 雪「あら、かっぱさん。何か用かしら?」 河「いやぁ、太郎君とのやり取り見てたよ。メジャーリーグ級のフルスイングだったね!!」 雪「場外を狙ったのだけれど、上手く飛んで逝かなかったわ」 河「真芯を捕らえた、強振だったのにね」 雪「本当にヤツはしぶといわ…。早々に消さないと、1人見たら30人って言うしね」 河「それは黒い悪魔Gと同じ扱いだね」 雪「私的にはGの方が殺り易いのだけれど」 河「ところで、なんで雪さんが太郎君をあっさり撃退できないのか、知りたい?」 雪「是非、知りたいわ。かっぱさんが知っているのは謎だけれど」 河「それはね………」 雪「それは………?」 河「恋しているのさ…。」 雪「…鯉?なんでそこで、鯉なのよ?」 河「それは無理な勘違いじゃ?」 雪「かっぱさんがくだらない冗談を言うから、勘違いもしたくなるわよ」 河「認めちゃえば楽なのに~…」 雪「認めるも何も、そんな事実は無いわ」 河「ちなみに私は割と好きだけど」 雪「………変わってるのね」 河「………お互い様にね」
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