告白からスタート、ではなく、シャワーズ

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~次の日~ 「昨日に引き続いて今日まで……いったい何なの?」 「しかもアイツ来ないし……」 「屋上まで呼び出しておいてさ」 ~十分後~ 「ごめーん待ったー?」 「いや女子か!」 「いやね、ちょっと先生に頼まれて上の階を掃除してたら」 「ここ屋上だけど」 「そんな馬鹿な」 「アンタ馬鹿だろ」 「吐くならもっとマシな嘘の方がいいかな?」 「ええ、次も絶対バレるのは決まったけどね」 「そんなことないよ、山鬼坂さん」 「誰だよ! アタシは水谷だ!」 「ホントだ、バレちゃった」 「勘弁してくれよ」 「山鬼坂さんはウチの前に住んでる同じ学年の女の子だよ」 「それアタシだよ! 山鬼坂さんホントに誰だ!」 「でも表札張り替えた……られてたよ」 「よし分かった、アンタん家の表札を粉微塵にしてやる」 「やめてぇ!」
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