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痛みが僕を呼ぶ 僕は目を覚ます
疼くような感覚が 頭の中にある
起き上がれない 片目は使えない
機械的な音が 僕の耳に届く
苦しくて 未だ 息ができない
助けて 助けて 僕はどうしたらいい
感覚のない身体が 自分じゃないようで
視界が狭くて よく見えないんだ
痛みが身体を そっと蝕んでゆく
痛みが僕を呼ぶ 僕は目を閉じる
使えない頭が 感覚遮る
落ちてしまえばいい 沈んでしまえばいい
誰かの呼ぶ声が 僕の耳に届く
この呼ぶ(優しい)声は 誰のものなの?
助けて 助けて 僕はどうしたらいい
感覚のない身体が 自分じゃないようで
視界が暗くて 何も見えないんだ
痛みが身体に そっと溶け込んでゆく
助けて 助けて 僕はどうしたらいい
冷たく堕ちる躯が 自分じゃないようで
誰かの あの声は もう僕に届かない
静かな身体は そっと赤く染まってく
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