長文 運命

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あの日 ボクが出会ったのは 太陽みたいな人でした あの日 僕の見た空は 真っ青で きれいでした 「ヒト」を嫌うボクに 優しさをくれた 「ひとり」がいやなボクに 歌をくれた いかないで と言ったら ボクはそっと抱き締められた 泣いてばかりいた日も 苦しかった 昨日も 君がくれた歌を 歌い続けるから ある日 ボクが出会ったのは ひとりで生きてる人でした あの日 ボクの見た星は くすんだ硝子のようでした 「ヒト」を嫌うキミに 寄り添っていた 「ひとり」が嫌なキミに 歌を歌った 泣かないで と言ったら ボクはキミを抱き締めた 泣いてばかりいた日も 苦しかった 昨日も 君がくれた歌を 歌い続けるから あの人の眠る場所は キミにはどう映るんだろう あの日から別れた道を キミはどうとらえるんだろう あの時からきっと ボクはもう決めてたんだ 誰かの心の中で 咲き続けるように 息が止まる明日も 苦しかった昨日も 君がくれた歌を 歌い続けるから キミが歌う歌を ずっと 覚えているから ************* ボク→主人公 君(あの人)→主人公に歌をくれた人、マスター キミ→主人公の新しいマスター 某自作曲の延長線にある曲。 某曲の主人公は、ここでいう「キミ」にあたる。 主人公から教えてもらった歌を、「キミ」はまた新しい誰かに継いでいく感じ。 解釈はご自由にどうぞ。
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