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ライト達も巻き込まれる前に寮に戻った。
「じゃあ、またな」
「楽しかったよ」
「じゃあな!」
『あぁ、またな』
ライトは寮の部屋に入った。
『ただいま。
あれ、確かクラスメイトだよな?』
「…あぁ。
ガイ・ドライグ=ロッドだ。属性は氷」
『僕のことはライトって呼んでくれよな』
「あぁ、俺のこともガイで構わない」
『分かった。
ガイ、よろしくな』
「…よろしく」
自己紹介を済ますとガイは背を向けて本を読み始めたので物静かだ。
あまり話すことが得意ではないようだ。
かと言って気まずいわけではない。
明日の授業の確認をして鞄に教材など必要なものを入れる。
普通の学校とは違い、教材以外に魔法道具や薬学に使う薬草などを持って行かなくてはならない。
明日の準備をして目覚ましもセットする。
『ガイ、ちょっと出かけて来るから』
「…いってらっしゃい」
『行ってきます』
無表情ではあるが、冷たいわけではないようだ。
ライトは寮の裏庭に行くと5個の水晶玉を浮かばせると抑えていた魔力を放出した。
水晶玉が周りに影響がないようにライトの魔力を吸収する。
眩い光が辺りを照らし、ライトの手には小さくなった水晶玉があった。
抑えている魔力は放出してやらないと暴走してしまうのだ。
強すぎる魔力は周りに影響してしまうのでこうして抑えてるのだ。
この水晶玉は放出しても魔力が減ることはなく、魔力を安定しただけ。
水晶玉はきちんと保管しなければならない。
いつ誰に悪用されるか分からないのでそれを阻止する魔法をかけている。
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