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靴を履いて外で待つことにした。
「「ライト」」
『あれ、2人一緒?』
「同室なんだよ」
「あいつはまだか」
「よし、あいつみたいに自己紹介するか?(笑)」
「ははっ、そうだな」
「まずは俺からな。
リオン・リィンズ=ウォータブル。属性は聖」
『聖…?
男では珍しいな。
だから剣が欲しいのか』
「あぁ、聖では攻撃力は期待出来ないからな」
「次は俺な。
ガリア・ランドゥト=レインライ。属性は雷。
情報が知りたいなら俺に任せてくれよ」
「ガリアは学校の情報屋なんだ」
『そうなのか』
「だからと言って秘密を売ったりはしないよ。
人の秘密は探ったりしないから」
「情報屋だけど正義感があるから変わり者(笑)」
「失礼な…!」
ライトは2人のやりとりに笑う。
「悪い! 遅れた!!」
「…ったく」
「ほら、行こうぜ」
『そうだな』
街に着くと案内しながら道具屋に向かう。
「この大きな建物が図書館だよ。世界中の本が揃ってるんだ」
『へぇ。凄いな』
「その向こうのあの建物が歴史館で昔の魔法道具も展示されてるよ」
あまり外に出たことがないライトには新鮮だった。
「よし、着いたな」
「すげぇな、いろんなのあるよ」
「カッコイイよな!」
武器や防具に魔法本など様々な道具が揃っている。
武器や防具などは材料さえあれば高額ではあるが、特注で作ってもらえることも可能だ。
ライトも店を見渡し、見たことのないものも沢山あった。
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