第1話

9/15
前へ
/26ページ
次へ
靴を履いて外で待つことにした。 「「ライト」」 『あれ、2人一緒?』 「同室なんだよ」 「あいつはまだか」 「よし、あいつみたいに自己紹介するか?(笑)」 「ははっ、そうだな」 「まずは俺からな。 リオン・リィンズ=ウォータブル。属性は聖」 『聖…? 男では珍しいな。 だから剣が欲しいのか』 「あぁ、聖では攻撃力は期待出来ないからな」 「次は俺な。 ガリア・ランドゥト=レインライ。属性は雷。 情報が知りたいなら俺に任せてくれよ」 「ガリアは学校の情報屋なんだ」 『そうなのか』 「だからと言って秘密を売ったりはしないよ。 人の秘密は探ったりしないから」 「情報屋だけど正義感があるから変わり者(笑)」 「失礼な…!」 ライトは2人のやりとりに笑う。 「悪い! 遅れた!!」 「…ったく」 「ほら、行こうぜ」 『そうだな』 街に着くと案内しながら道具屋に向かう。 「この大きな建物が図書館だよ。世界中の本が揃ってるんだ」 『へぇ。凄いな』 「その向こうのあの建物が歴史館で昔の魔法道具も展示されてるよ」 あまり外に出たことがないライトには新鮮だった。 「よし、着いたな」 「すげぇな、いろんなのあるよ」 「カッコイイよな!」 武器や防具に魔法本など様々な道具が揃っている。 武器や防具などは材料さえあれば高額ではあるが、特注で作ってもらえることも可能だ。 ライトも店を見渡し、見たことのないものも沢山あった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加