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それから寮の部屋に戻り、ガイと共に食堂に向かった。
食堂は男女共同で中等部と高等部が一緒で唯一の交流場所とも言える。
寮はもちろん男女別であるが、食堂だけには入れるようになってる。
「お兄様っ♥」
『うわっ!ι
ヒカリ‥‥いきなり抱きつくなといつも言っているだろう?』
「…ごめんなさい」
『まぁ、いいさ。
元気そうでよかった。
一緒に食うか?』
「うんっ!!」
ヒカリは嬉しそうだ。
ライトとヒカリは注目を浴びているが、気にすることはない。
『何かあればすぐに来ていいからな』
「うん、ありがとう」
『あぁ。無理はしなくていいから』
「…大丈夫だよ」
『まぁ、何かあれば頼っていいから』
ライトが優しくヒカリの頭をなでる。
「…ありがとう」
『あぁ』
たわいない話をしながらの夕食。
夕食が終わると互いに寮に戻って行く。
シャワーを浴び、ライトはベットに入った。
『ガイ、まだ本読んでるのか?』
「あぁ…」
『程々にしとけよ?
じゃあ、おやすみ』
「…おやすみ」
ベットのカーテンを閉めて眠りに着いた。
こうして長かった1日が過ぎてゆく…。
月の光に照らされながら、星の光が輝く中、夜は更けてゆく――…
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