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 読み直して、亜美が沼田を見る。  沼田は天井を仰いでいた。  無言。  眉間にしわを寄せている。  「あの」  恐る恐る沼田に声をかける。  沢森が耳掻きをしながら、ニヤニヤ笑った。  「オレも読んでいい?」  沢森が手を伸ばしてきた。亜美は仕方なく案件の資料を渡した。
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