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 耳掻きを続けながら、沢森は資料に目を通したとたんに 「ゴミだな」 素っ気なくシュレッダー行きの箱に投げ入れた。  (感じわる~い)  頬を膨(ふく)らませる。  そして沼田に助けを求めるつもりで視線を送った。  沼田は天井を見上げたまま疲れたように目を閉じている。
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