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陵の今について話さない慎を残して、果歩は怒りを胸に自宅 に帰った。
隼人が心配して自宅に駆けつけてもいいように。
(電車が動いたら、隼人きそうだしな)
果歩の予想は当たった。
夕食を食べてくつろいでいると隼人からメールがあったのだ。
「ようやく電車動き出した」
続けて、
「そっち行っていい?」
(ほらね)
隼人は考えていることが分かりやすい。
(誰かさんと全然違う)
ふと思いついたその人物を頭を振って消そうとする。
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