♥+30-30

2/7
前へ
/298ページ
次へ
 (だまされたと思いたくない)  (でも実家にいたのは、稔『みのる』という弟……)  (しかも稔さんは慎さんを嫌っている)  (あたしに慎さんはどうして連絡をしてきたのか)  様々な疑問をかかえて、隼人とともに夜を過ごす。  ふたりでベッドに入って風の音を聞く。台風は少しずつおさまってきて今夜には行ってしまうだろう。  台風が行くと秋がくる……。  (また季節が巡るんだ)  「果歩」  隣から手が伸びて隼人に抱きすくめられた。
/298ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加