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髪に絡められた、ゴツイ手。肉厚な掌が肩から少しずつ背中に回って果歩の腰を抱いた。
向き合って唇を重ね合う。
しばらくして隼人の唇が首元、鎖骨、ふくらんだ胸へと下りていく。
果歩は目を閉じて、隼人の与える触感に身体を開こうとした。
隼人はもう一方の手で、果歩の下半身の敏感なところを探りはじめる。
(ああ)
果歩は感じ始めた頭の中で、隼人ではない別の人の姿を消すことが出来ない。
(どうしてあたしに連絡をとってきたのか)
(慎……)
「ああ」
果歩のうめく声に隼人の指の動きが速くなる。
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