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(かなり似ているけど)
(やっぱり違うわ…)
驚きと残念な、でも安心したような気持ち。
分かってしまえば納得だ。 記憶の糸が繋がり、果歩は笑みを作った。
「花井果歩(はないかほ)です」
落ち着いてお辞儀なんかも出来てしまう。
(あたし、ほっとしてる)
チクッと心に刺すような痛み。罪悪感。
陵が生きていたら、どんなふうに会えばいいんだろう。
内心、不安で揺れていた。
(でも、この人はだれ?)
落ち着くと新たな疑問がわいてくる。
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