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同じフロアにある共用スペースを覗くと、同僚たちが、一斉に慎を見た。
「社長と話、終わりました」
「沼田、何かヘマしたの」
沢森が、待ってましたとばかり声を掛けてきた。
「……ま、沢森さんの想像に任せます」
勿体ぶっちゃってさ。沢森はタバコの火を消してオフィスに向かう。
共用スペースに併設された給湯室から、浜崎が顔を出した。
「悪かったな、報告の途中に」
慎が謝る。
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