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灸「まぁ、そんな急いでもいないから、決心が決まったら声かけてくれ」
灸様はそういうと襖の中へと消えた
狐蘭「ねぇ狐鈴ちゃん」
狐鈴「なんだお」
狐蘭「……本当に選ばれたの私で…よかったのかな…?」
狐鈴「なにいってんだお。灸様がねぇちゃんじゃなきゃだめって言ってたんだから…」
狐蘭「うん…そうだね。今更だよね!ははっ」
狐鈴「ねぇちゃん…」
狐蘭「……大丈夫…大丈夫だから…」
ただ一匹のキツネを助けただけなのに、どうしてこんなにも話が大きくなっていったのだろうか…私にはまだわからないことだらけだ…
でもこんなこと思ってても引き返すことはできない!狐界に行けば…なにかわかるかもしれない…どうして私なのかって…ここでうじうじしても仕方ないし、いくっきゃない!…そう私は心のなかで強く決めた
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