―繰り返される日々―

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木陰で涼しんでいると、だれかがこっちに走ってきた。 さくらの隣においてあった、タオルと水筒をとり、少し距離を置いてその男は座った。 さ(気まずいな-‥。なにか喋りかけるべきかな? でも誰?って感じだよね。あたしも誰?って感じだし。 みゆのとこに戻るにしても、感じ悪いしな‥。 たぶんこれからみゆに引っ張られてくることも多くなるだろうから、顔あわせたりすることもあるだろうし) さくらがモヤモヤと考えていると、その男から話かけてきた。 男「ここの大学の人だよね?」 さ「えっ?!あっ、はい」 男「なんか見覚えあるもん。だれの応援?」 さ「いや‥あたしは付き添いなだけで‥」 いつもはうるさいってくらい喋るのに口が回らない どうした、あたし!!! 男「そっか。 暑いのに大変だね じゃあ、またね」 そう言って男はグランドに戻って行った
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