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「銀ちゃん…こいつ死んじゃったアルか?」
「神楽ちゃん、縁起でもないこと言わないの。ちゃんと生きてるでしょ?」
「…ったく、いきなり万事屋の天井突き破って落ちて来やがって、忍者かこいつ」
ボソボソと呟く様な声に、俺はふと目を開ける。
目を開けて真っ先に飛び込んで来たのは、空だった。
…あれ…空…?
俺確か自分ちの階段から落ちなかったっけ…
「やっと起きたか」
「――え?」
「なかなか目ェ開けねぇから死んだかと思っただろうが」
銀髪…死んだ魚の様な目…それにあの木刀…
「ぎっ…銀さんッ!?」
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