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『それから俺達は時々会うようになったんだ。夜の街に引っ張り回したりして悪かったと思う
でもずっと一緒にいたくてな…
あの頃から俺は少し真面目になり今の仕事についた
桜子は沢田さんはこんな自由な仕事が似合ってるわ、アウトローな人だもんって笑っていってた
ポプラちゃん、桜子は俺が生まれて初めて好きになった女だ。でもな、付き合ってはいなかったんだぜ?桜子は沢田さんは親友だわ。そういったから
俺みたいな野獣いつでも桜子を捕って食べれたさ
でもできなかったな…天使にはできないんだ、そんなこと
そんな関係が続いて、ある日桜子から彼氏ができたって告白された
それきっかけにもう会うのやめようと二人で決めた。その時の桜子の淋しそうな顔が忘れられないよ。お別れにプレゼントを贈った…
桜子…本当の天使になっちまったんだな…』
沢田さんの肩は震えていた
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