ようこそ玉城高校へ

3/3
前へ
/7ページ
次へ
さて、そんなスケールのでかい高校に今年の春、晴れて入学を果たしたのが今回の主人公、 私、桐生 匡輔であります。 名前が読めない? よく言われます、はい。 きょうすけって読みます。 そんなことより話を続けよう。 元々僕は、栃木出身で本来なら地元の高校に進学するつもりだった。 しかしなぜわざわざ上京してここを選んだのか。 それはこの一言につきる。 高校デビュー。 今までの学校生活は、普通にして平凡、ノーマルにしてありきたりな、刺激もなにもないものだった。 それで良いのか、いやいいわけないと、オール3というこれまた平均的な成績を、オール4まで持っていき、合格を果たす。 そしてどうにか親を説得し、学校から3駅離れた、風呂つき1Kのアパートで独り暮らしを決める。 それもこれも、すべては最高のHIHG SCHOOL LIFEを夢見てのことである訳だ。 そして今日は入学式。 期待に夢膨らむ高校生活のスタートである。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加