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言葉を失った。まさかこんな事になろうとは。兵士が住民を斬りつけ、上空からミサイルを放つ。道で倒れている人もいれば、陰でうずくまり泣いている人もいる。
すると、近くでうずくまっている女性がいた。
「おい!大丈夫か!?一体何が…首都が襲撃にあうなんて、普通じゃ考えられないのに…」
「私も、何が起こっているのか分からないのよ…。朝起きたら突然…」
女性は顔を伏せたまま話した。
「それよか、主人と娘が…」
「え!?」
「主人は兵士に捕まり殺された…。娘は私と逃げる途中ではぐれてしまって…」
女性は目に涙を浮かべなから話す。
「どうしたらいいの…」
女性の目から涙か溢れ出し、話すことすら出来なくなった。
青年は決心した。
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