1.ある夏の転機

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―深夜 「ぐぁッ」 「ぅ…ッ」 「………もうしまいか?」 「…っ…てめーは…一体」 「…俺?」 そういうと男は深く被っていたフードを退かした。 「……あ…」 倒れている数人は 目を見張った。 男達が見たもの… 月明かりに照らされ 輝く金色の髪と瞳。 それは 余りにも美しすぎた。 「……ひか、り」 倒れている内の一人がそう言うと 美しき者は微笑みを浮かべ 真っ暗な街へと 歩き去っていった………… -
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