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「あー…眠い」
俺は今
夏休みの真っ只中、
寝起きの重い身体を動かして
歩いている。
この街は
俺が前にいた街の隣街だ。
何故俺がこんな所に
朝早くから歩いているのか…
それは…
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~♪
「なんだー?」
夏休み初日の朝
まだ浅い眠りの中にいた俺を
携帯の着信音が起こす。
「休みの日くらい寝かせろよな~…」
重たい瞼を擦りながらも
画面を開く。
"親父"
プチッ
ツーツーツーツー
電話の相手は親父だった。
親父は訳の分からないメールやら電話をよく送ってくる。
だから今回もそうだと思って
出る前に切った。
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