神界の崩落

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ウラノス「はぁ・・・はぁ・・・・・・」 クロノス「・・・ヤバイ、かもね」 背中合わせで、お互いに敵を見据えながら会話する。 多勢に無勢、他に共に闘っているカーラ、ウェリトゥエルも息が荒く、限界が近づいているようにもみえた。 クロノス「それにしても、わざわざ死に来て・・・君は物好きだね」 ウラノス「サラには悪いけど、やっぱり仲間はほうっておけないし・・・・・・元々、【禁忌】を犯した俺が悪い」 ウェリトゥエル「ガキが気にしてんじゃねえよ」 後ろからウラノスを小突き、肩に腕をかけて笑っていた。 ウェリトゥエル「あたしらもなぁ、神界のルールってのにはウンザリなんだよ、てめえじゃなくてもいつかは誰かがやってたことだ」 無数ともいえる、元々は自分達の配下を相手に、勝てる見込みはゼロに等しい だが全員、希望は全く潰えていない 逆にウェリトゥエルやカーラは勝てないと思っている反面、〔必ずなんとかなる〕と戦う毎にその思いは強くなっていた
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