コネのお嬢様

4/7
前へ
/39ページ
次へ
『お前なんかな、一生アリと仲良くしてろよ。』 少女は顔を下から覗かせてメンチをきるようにいった 『なんだとこのやろー左目の眼帯とっちゃうぞ。ほらとっちゃうぞ』 少女は左目に黒い眼帯をしている それをわざとらしく掴んでとろうとしている 隊長たちは、少女の左目はケガをおっているんだろうと思っているので、それみせてもつれーのはお前だろ、と思っていた ただ一人を除いて 眠たそうにしていた青年は真剣な顔になって少女をみていた …?何か違和感が。 青年は少女の何かに気づいたようだった もっともその何かが分からずに違和感があった 『勝手にしやがれ』 少年は怒りMAXなので少女に気をつかう余裕などない 『あっ言ったな、知らないよ?後悔しても知らねーぞ?』 少女が眼帯を取ろうとしたその時だった 扉の近くに人影が。 歳を重ね、威厳が強そうな恐い顔に白い特効服を羽織り、その胸には金色のバッチがついている少女の手が止まる 『に゛ゃ叔父ぃちゃん』 少女がゲッとした顔になった 少年と隊長達もその老人に気づいたようであった それまでなかった存在感が一気に高まる 『イズル…眼帯はとるなとあれほど…』
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加