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呆気にとられてたら
ようやく僕らを下ろしてくれた
「申し遅れました、
私は葉馬野翠と申します」
「翠さん‥ですか」
「一黄様の専属執事です」
専属、執事、?
「私は、智也様の専属執事の
柚本紫音と申します」
「ふん、紫音か」
智也さん、この空気に慣れるの
早過ぎません?
僕はまだ緊張と言うより
突然過ぎて、
状況把握しきれないんですけど‥
「朱羽、一黄様と智也様がいらっしゃったぞ」
翠さんが建物の方に呼びかける
まだ誰かいるんですかね‥
「ようこそ、」
「‥うっそ」
こんなにも、イケメン‥?
放つ輝きが、他方の人とは
違うのは何故‥?
「お待ちしていました」
黄金色のような笑みで
僕らに微笑んだ
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