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もしも・・・化していたら
2年半ぶりに故郷へ帰り、電柱の上で里を見渡し感慨に耽っていたナルトは、聞こえた懐かしい声に足元を見た。
灰色のコンクリ柱のすぐ傍に、自身の同僚と弟子達の姿を見つける。
「いつ帰ってきたのよー?」
「たった今!・・・っと、久しぶり、サクラちゃん」
身軽にひょいっと電柱から降り、相変わらず鮮やかな桜色の髪を持つチームメイトに笑いかけた。
「背高くなったわねえ」
「そりゃ2年以上経ったしなあ」
「昔から可愛い顔してたけど、全く男前になっちゃって」
「!!?」
びくっ、と体が波打った。
有り得ない。誰だこの、己の肩をバンバン叩いて笑ってるやつは。
「いやあ、あんなに小っちゃかったナルトがねー」
「う・・・」
確かに下忍に成り立ての頃は、身長150センチにもなっていなかったが。
「よっしゃ!じゃあ復帰祝いにお姉さんが一楽おごってあげよう!」
「いやいやサクラちゃん!?オレ別に入院してた訳じゃないんだしってかお姉さんって!同い年じゃん!?」
「いーじゃない、気分はナルトのお姉さんよ」
「(まあ、ポジション的にはそうだったけどさ・・・)女の子に奢らせるのはプライド的に・・・」
「
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