もしも12歳ナルトと16歳ナルトが入れ替わったら

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「よーし、今日はナルト頑張ったからラーメン奢ってあげちゃおっかな?」 「マジ!?」 「あ、ズルイ!先生、ナルトだけですかぁー?」 「あー、君らにも奢ってあげるから」 「やっりい!」 「・・・ふん」 何だか注目を浴びながら一楽に行く途中、金髪のロングヘアーの少女を見つけた。 「いの」 「あら、サクラ・・・サスケ君!と・・・」 「あれ、ナルト」 「・・・は?」 いの、目が点。 サクラから事情を説明されたいのは、なるほどといったように手を打った。 「ナルト、随分背伸びたわねぇ」 「だろだろ?向こうでも、サクラちゃんより身長高いんだってばよ!」 「女子と比較すんなよ・・・」 ニシシ、と笑うナルトは、顔立ちは変わっていても笑顔は全く変わらなかった。 タイムトラベルの記念に持ってけと渡された(明らかに手近にあったものを引っつかんだだけの)花束?を抱えて、火影室に向かった。 軽くノックし、返事が来るのを待つ。一瞬後、低めの女性の声がした。 「失礼します」 「カカシか。任務報告はどうした?」 「いやぁ、実は・・・」 苦笑するカカシの後ろにいる人物を見て、綱手は目を見開いた。 「ナルト・・・か?」 「へへっ」 「・・・どういうことだ。説明しろ」 「実はですねー・・・このナルト、3年後のナルトなんですよ」 「は?」 「任務中にいきなり煙に包まれて、晴れたと思ったらこれです」 はぁ、と綱手は息を吐いた。 「ナルト、お前はホントにトラブルメーカーだな」 「いやいや、今回はオレのせいじゃないってばよ」 「3年後の綱手様に、時空間忍術の実験体にされたそうです」 「・・・」 今度はあたしが原因なのか。 またもや溜め息をついた。 まあ来ちまったもんはしょーがない、解決策考えるからそれまで任務でもやってろ。 原因である綱手は、ナルト及びカカシ班にそう告げて執務を始めた。 「はいこれ、次の任務ね」 「どれどれ?」 「『行商人の護衛』?・・・なんか、また途中からランク違いの任務になりそーな予感」 今までの経験から推測したナルトの勘は、当たることになる。
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