2.悪魔。

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目が覚めると、そこには暗黒の世界が広がっていた。 ああ、そうか。 あの小僧に目をやられていたのだった。 そう思うやいなや、その鋭い爪で眼球を取り出す。 感覚で言えば、人間で言う義眼を取り出すようなものだから、痛みは伴わない。 だいたい、あいつはホーリーライダーだ。 俺としたことが…迂闊だった。 あいつらの使う道具でやられた部分には、俺たちの超速回復が効かない。 人間みたいに自然に治るのを待つしかないのだ。 それくらいなら、やられた部分を切り離して、新しく創った方がマシだ。 俺は気が長いわけではないからな。 .
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