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目が覚めると、そこには暗黒の世界が広がっていた。
ああ、そうか。
あの小僧に目をやられていたのだった。
そう思うやいなや、その鋭い爪で眼球を取り出す。
感覚で言えば、人間で言う義眼を取り出すようなものだから、痛みは伴わない。
だいたい、あいつはホーリーライダーだ。
俺としたことが…迂闊だった。
あいつらの使う道具でやられた部分には、俺たちの超速回復が効かない。
人間みたいに自然に治るのを待つしかないのだ。
それくらいなら、やられた部分を切り離して、新しく創った方がマシだ。
俺は気が長いわけではないからな。
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