序章~過去~

2/5
前へ
/9ページ
次へ
「金を出せ! 出さねえとお前らの命はねえぞ」 ここは都内にある大きな家。 お金持ちとして有名な家族の家だ。 その家にナイフを持った若い男が忍び込んだ。 手袋をし、黒い服を着た強盗だ。 「やめたまえ、警察に捕まってしまうだけだ」 家主だと思われる人物が一人の少年と奥さんをかばいながら説得を続ける。 「うるさい!! 早く出せって言ってんだよ!」 説得に応じるどころか、むしろどんどんナイフを持った手を近づける。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加