夢を見る人として

始まり

4時間目が終わり昼休みになる。

榎本「よっしゃ～飯や、飯や～」

榎本がハイテンションで立ち上がる。

榎本「冬馬、藤野、購買行かへんか？」

榎本が冬馬の席に来て二人を見て言う。

冬馬「ん…そうだな、行くか」

藤野「うんわかった」

冬馬と藤野が立ち上がる。

香織「あ……冬馬さん………」

香織が声を掛ける。

冬馬「うん？どうした？」

冬馬が足を止める。

香織「あの………その……えっと……」

香織がもじもじと人差し指同士を合わせる。

榎本「早よせえよ冬馬ー」

榎本が急かす。

香織はまだもじもじとしている。

彩香「あぁっもう❗冬馬、購買でお昼を買ったら屋上に来なさい❗」

香織の要領の悪さに痺れを切らした彩香が言う。

冬馬「お…おぅ……」

押しに負けた冬馬が返事する。

彩香「じゃ、カオリン行くわよ」

彩香が香織の手を引いて屋上に向かう。
その途中に彩香が剣崎姉妹に声を掛けて行っていた。

冬馬、藤野、榎本は購買に向かった。