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小太郎「いや~微笑ましい光景ですね~」
小太郎が香織と彩香の光景をカメラで撮りながら言う。
冬馬「それよりお前は俺に言うことがあるだろ?」
冬馬が嫌味臭く言う。
小太郎「え?胸を触っても良いって言うことをですか?」
小太郎が笑いながら言う。
冬馬「誰がそんな事頼むか!?」
小太郎「……冬馬さんにでしたら……良い……ですよ……」
小太郎が恥ずかしそうに言う。
冬馬「だから違うって!」
冬馬が反論しようとした時。
何かが頬を擦った。
冬馬が恐る恐る振り返って壁を見る。
壁に手裏剣が刺さって居た。
冬馬「あっぶねぇ、誰だよ手裏剣なんて投げた奴………」
冬馬が一人だけ思い当たる。
そして、教室の周りを見渡し、3人ほど殺気だっている人を見つけた。
その3人の中に犯人は居た。
冬馬「やっぱり、秋兎てめえか❗あと、春佳に夏樹、お前らの持っているそれって本物じゃないだろうな⁉」
冬馬が3人に突っ込む。
秋兎は両手一杯に手裏剣を春佳は風呂敷に包んでいる刀を夏樹に関しては何処から取り出したのか2丁の拳銃を持っていた。
秋兎「ひどいよ冬馬、僕と言うものが居ながら」
秋兎が言う。
冬馬「いや、お前男だろ………俺にはそんな趣味はない……」
冬馬がバッサリ切り捨てる。
秋兎「酷い、人の純情を弄ぶなんて………」
秋兎の言葉に春佳と夏樹の手に力が籠もる。
冬馬「いや、だから誤解だって、春佳、夏樹」
春佳「安心しなさい、峰打ちだから」
もはや、冬馬の話なぞ聞いてなかった。
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