始まり

2/8
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
全てが、嘘だった様に・・ この世界が、ゲームの様に別次元で動いていると錯覚するくらい・・。 悪夢ははじまりを告げた。 ―――1時間前。 いつもの帰り道。 何の変哲もない日常、仕事場と家との往復。 「はぁ~。疲れたなぁ~。」 俺の名前は、 高槻真吾(タカツキシンゴ) ―都内の介護施設に、勤務する27歳― これといって人に、自慢するものはなく 唯一、胸を張れるのは困っている人を放っておけない性格だ。 正に今のこの仕事は天職と言えよう。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!