始まり

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道端に、落ちていた棒を 手にとり ――ガシッ! 勢いよく飛びかかった!!「ぅおおぉおー!!」 正直足が、竦みそうになる 怖いとか言ってられない!性分がそうさせる。 無我夢中だった。 だが、棒は空振りを繰り返し・・ ――――――!! グルルルル-! 怪物が、唸り声を発した瞬間! ―――――ズザァァ-! 訳も分からず吹っ飛ばされ左側の脇腹から顔に、架けてみるみるうちに熱くなった。 「痛っ!」 夥しい出血。 身体が、痺れて動けない。 ―――刔られていた。 「ぐぁああっ!」 グルルッ 怪物「ジャマヲスルナ・・ニンゲン・・ヒサシブリノショクジヲ・・。」 怪物から発せられた一言。―戦慄がはしる!! ―ハア ――ハア ―――ハア 身体は小刻みに震えはじめ出血により冷たくなっていた。 ―俺、死ぬのか? 死を覚悟したその時だった・・。 空から ―フワリと舞い降りた人影。 キラキラと輝く 金髪に、全身黒ずくめの スーツ。 透き通った肌の少年。 違和感があったのは、その少年の身体からは 紫色の煙のような 炎のようなものが全身に纏われていた。
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